英語講師の本音語り

講師歴20年☆現役英語講師が、教えていて思う本音を語っていきます。英語学習のお役立ち情報もあれこれ。

本気で英語学習をしたくなったときに読んで欲しいこと

 

英語講師のkohです。

 

大学入試改革で英語教育も大きく変わると言われています。

 

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ただ、既に英検・TEAPなど、各種英語試験に向けて4技能の学習をしている生徒さんも多いですし、また、センター試験に近い形の試験も当面継続されるので、多くの方にとってそこまで大きな変化ではないというのが私の考えです。

 

英語教育は昔に比べ進歩しており、少なくとも意識の高い先生方は、実用的に役立つ英語教育をしています。様々な教育機関で、4技能を重視した教育がなされていますから、発音・リスニング・スピーキングについては、明らかに生徒のレベルが上がっています。これは数千人の生徒を20年近く教えてきた中で、また、自分が英語教育を受けていた時代などと比べ、明確に感じていることです。

 

ただし、文法・語彙・リーディング・ライティングについては昔とさほど変わっていないか、むしろ若干下がっているようにすら感じます。昔はこれらに焦点を絞って学習していた時間で4技能を学習しようというのですから、当たり前といえば当たり前の話ですね。

 

実はこの点を一番伝えなくてはならないと感じています。「英語学習にはとにかく時間がかかる」ということ。いくら4技能学習型に変えようと、昔とトータルで同じ程度の時間しか英語に使っていなければ、英語力はさほど変わりません。ただ、発音・リスニング・スピーキングに時間を割り振った分、そちらが向上し、それ以外の伸びが鈍化するというだけの話です。

 

よく、「中学高校と6年間も英語をやっているのに」という言葉を聞きますが、この言葉も正確ではありません。日本で生活する以上、ほとんどの時間は日本語を使って生活しています。日本語を使っている時間は、英語力は伸びないどころか、むしろ英語力を落としている時間と考えなくてはなりません。ですから重要なのは、「6年間で英語に何時間使えたのか」です。

 

さて、タイトルにある3400時間とは何でしょうか。

 

 

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答えはゼロから英語を始めて英検準1級に受かるのに最低限必要な英語学習時間です。

 

次回はこの時間数についてもう少し考えてみましょう。

 

 

英語の家庭教師をしています。興味のある方はこちらまで。

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